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「May I ask you something?」から質問を切り出す

先生に対する質問のイメージ

 オンライン英会話を受講している時だけでなく、仕事の商談や友人達との雑談においても「相手に対して質問する」と言う事は日常生活で良く有る事です。

 それは、元々“会話のキャッチボール”と言うもの自体が、質問と回答をベースに出来上がっているため、当然の事と言えるのかも知れません。

 しかしながら、日本語を話していると“特に意識もしないで”相手の会話テンポに合わせて質問ができるのに、なぜか英語となると“会話のペースが上手く掴めず”に、相手に対して質問を切り出す事ができない方が沢山いらっしゃいます。

 そこでここでは、そんな「英語で相手に質問をするタイミングを計る事が難しい人」のために、相手に対して質問を切り出すフレーズを紹介してみたいと思います。

 英会話初心者の中には、“相手に対して質問をする”と言う行為を「怖がっている方」も沢山いらっしゃると思いますが、この質問を切り出すフレーズをマスターして、今日のレッスンからは先生にドンドン質問をぶつけてみてください。

「May I ask you something?」の解説

 始めにここで紹介するフレーズは「May I ask you something?(質問して良いですか?(ちょっと聞いて良い?))」と言う表現です。

 分解して意味を解説すると、「May(~しても良い)」「I(私は)」「ask(尋ねる)」「you(あなたに)」「something(何か・ある物)」となり、直訳すると「私はあなたに何かを尋ねても良い?」となります。

 そして「私はあなたに何かを尋ねても良い?」と事を日本語らしく口語訳する事で、「質問して良いですか?(ちょっと聞いて良い?)」と言う質問を切り出すフレーズになります。

 ここでのポイントは「May I ○○?」と言うフレーズで、「○○をしても良い?」と尋ねる事ができる表現です。

 例えば、「May I go to bed now?」とする事で、「今、寝ても良いですか?(眠りに行っても良い?)」と言う、ホームステイ先で役立つフレーズも簡単に作る事ができます。

「May I ○○?」は極めるまで使い続ける

 「May I ○○?」と言うフレーズは、とっても便利なフレーズで、英語のネイティブスピーカーも毎日のように使っているフレーズです。

 「May I ○○?」便利な点として、「○○」の部分にどのような単語を入れると良いのか分からないケースでも、「May I?」と言いながらジェスチャー(身振り手振り)をするだけで、「○○しても良い?」と尋ねている事を相手は理解してくれます。

 例えば、レストランの支払いの際、クレジットカードを見せながら「May I?」と聞くだけで、相手は「クレジットカードで支払いたいんだな」と簡単に理解してくれる、正に英会話初心者の王道のようなフレーズになります。

「May I ○○?」と「Can I ○○?」の違い

質問に対する許可を取るイメージ

 「May I ○○?」についてこれまで紹介してきましたが、「あれ?“○○しても良い?”の質問は“Can I ○○?”って習わなかったっけ?」と疑問を持たれる方がいらっしゃると思います。

 このような疑問を持たれた方は、既に、頭が“英語を勉強するモード”になられており、異なったフレーズを自分の中で整理する事ができ、英会話として吐き出すレベルにまで到達されている方ですので、自信を持って頂ければと思います。

 そうなんですね。実は、「May I ○○?」の他に、「Can I ○○?」と言う表現を使っても、「○○しても良い?」と相手に尋ねる事が可能なんです。

 しかしながら、日本語に翻訳してしまうと、どちらも「○○しても良い?」となってしまうのですが、実際に英語として使用すると微妙にニュアンスが違ってきます。

 時折、中学や高校の授業で「“May I” = “Can I”」と教える先生も居ますが、厳密に言うと意味が違っており、仕事で英語を使うようになると“混合する事はできなくなる(混合してはいけない)”ので、先生の言う事は信用せずに、ここでしっかりと「May I ○○?」と「Can I ○○?」の違いを学んで頂ければと思います。

「May I ○○?」と「Can I ○○?」のニュアンス

 まずは「May I ○○?」についてですが、「May」には元々「~することができる、~しても良い」と言う“許可”のニュアンスがあるため、「May I ask you a personal question?(立ち入ったこと(個人的な質問)を聞いていいですか?)」の様に、「相手から許可を得る」質問になります。

 一方、「Can I ○○?」は「Can」は「~できる」と言う“可能”のニュアンスがあるため、「Can I smoke here?(ここでタバコを吸っても良い?)」と言うと、相手から許可を得ると言うよりも、“可能かどうかの確認”の質問になります。

 そのため、「May I ○○?」と「Can I ○○?」では、「May I ○○?」の方が“相手に対して丁寧な質問方法”とされているので、全く同じものと勘違いして覚えていると仕事で大きな失敗をしてしまうかも知れないので、混合して覚えないようにして頂ければと思います。

「May I ask a question?」と切り出すケース

 ここでは、「May I ask you something?」と相手に質問を切り出すフレーズを学習しましたが、他にも「May I ask a question?」と言う表現も使う事ができます。

 “目は口ほどにものを言う”ではありませんが、英会話初心者の頃と言うのは表情も大切で、「質問するね?」と申し訳ない表情をしながら「May I~」と切り出してみるとより効果的です。

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